綾部の古屋で行われたさとボラ(里山ボランティア)参加してきました。
内容は栃の苗木の植樹、周辺の道の整備、薪割り、おかき作りの体験と盛りだくさんで貴重な体験をさせていただました。
古屋の行く途中の大岩の滝と集落の中に案内板ができていました。
この地を訪れる人が多くなればと思います。人が来れば里も元気になると信じて皆さんそれぞれに活動、支援なされてます。
いつまでもこの清らかな里が残ってほしいと思いますがよい手立てはないものでしょうか。限界集落の問題をこうして身近に接すると感傷的な気分になったり、いろいろ考えさせれれます。
植樹は山の奥ではなく、集落の側で行いました。数グループ分かれてそれぞれ2本ほど皆で協力して植えてきました。ツルハシやスコップで穴を掘り、鹿に食べられないようにネットを張りました。なれない作業でしたが、これで古屋との縁ができたと思うと皆さん感慨深いようでした。
私たちのグループは集落の入り口、水源の里の看板の所に植えました。ここにきて一番最初に目にする所で場所的にはいいのですが、苗木にとってはどうなのでしょう。栃の木が実をたくさん付けるまでは30年という長い年月がかかるそうですが、それより先に土に根付くかどうかが心配です。無事根付いてくるのを祈るばかりです。
これでまた、この地を訪れる楽しみが増えました。
このおかき、一袋13枚ほど入って500円します。普通に考えればすごく高いです。でもそうならざるを得ない苦労や手間があるのです。
最初から最後まですべて手作業です。栃の実拾いから乾燥、そして茹でて皮むき、もちにして整形、乾燥、焼き上げと時間と手間が非常にかかってます。でも幸いにも良く売れてるらしく、作っても作っても注文に応じられないそうです。
皮むきの様子です。左のてこのような棒で、一個づつこじるようにして皮と実をほぐします。そして手で皮をむいていきます。
要領があるのでしょうがなかなか大変です。
私もさてもらいましたが、力の加減が難しく実がつぶれてしまいきれいに皮をむくことができませんでした。
つづいて焼き上げも体験しました。一度に焼けるのは10枚ほどで、大きめトースターのようなオーブンでじっくり、手早く焼かなければなりません。余所見をしてるとすぐに焦げてしまいますし、場所によって焼きムラがあるので場所も変える必要があります。なれない者がすると不良品ばかりになってしまいます・・・。
私の焼いたおかき。焼きが足りなかったり、焦げ気味なったり・・・。でも自分の責任分はおいしくいただきました。
ほのかな甘みで素朴な味わいとなってます。パリッとした食感と口解けのよさがとてもあっておいしいです。綾部温泉と駅の観光センター(?)で売っています。あと綾部にせんべいやさんができたらしく、そこでも販売してるようです。一度味見をしていただければ思います。それが古屋の方々の支援になります。
道の整備や穴掘りは普段はしない作業なので翌日は腕がはり気味でしたが、少しはお役に立てたでしょうか。重機や機械がなくても人が集まればそれなりのことができます。下は今回参加された方々の支援したい、よくしたい役に立ちたいという心意気の成果です。集落の上と下の道とも、ずり落ちた土石やが取り除かれ道が広く使えるようになりました。
参加された皆さん、古屋の方々、スタッフの方々にはお世話になりました。ありがとうございました。
また夏ににも参加したいと思います。
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